こんにちは、さおりんごです🍎
今回は看護師国家試験の出題の高い
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の
暗記ポイントをまとめて紹介します🤓💕
COPDとは
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは
従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。
タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで
生じた肺の炎症性疾患であり
喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病といえます。
💡Point
COPDは疾患の名前ではなく、総称です!
非可逆性(治らない)の気流閉塞を示す。
40歳以上の人口の8.6%、約530万人の患者が存在すると推定されています。
しかし、大多数が未診断、未治療の状態であると考えられます。
全体では死亡原因の9位、男性では7位を占めています。
★男性の方が多い。
★近い未来に三代死因にはいるかも?!
原因
1番の原因は喫煙といわれています。
しかし喫煙だけではなく、
大気汚染、有機燃料(バイオマス)を燃焼させた煙の吸入、
職業性の粉塵や化学物質への曝露
なども原因になります。
実際に、第二次世界大戦の被曝者の高齢者は
原爆による大気汚染で肺気腫を
引き起こしている方がかなり多いです😖

症状・検査所見
身体を動かした時の息切れ、
慢性的なたん、咳の出現です😷
代表的な症状は、口すぼめ呼吸!!
胸部打診では過共鳴音、
聴診では肺胞呼吸音減弱、呼気延長を示します。
(過共鳴音:通常呼吸音より大きく聴こえる)
呼吸機能検査で1秒量(FEV1.0)、
1秒率(FEV1.0%)、
ピークフロー、
肺拡散能の低下などがみられます。
労作時の呼吸困難の程度を調べるために、
呼吸困難時の動脈血酸素飽和度を測定することは有効である。
★吸うより吐く時間が長くなる。
治療
上でも記載したように
非可逆性で、完治はしません🙅♀️🙅♀️
生活習慣病であるため
基本的に生活の見直しをします🚶♀️
喫煙者からすると禁煙はとてもむずかしく
何度も繰り返してしまいます。
生活改善しない場合のリスクを十分に説明し
患者さん自身が「生活を変えたい!」と
思えるような指導が必要です🤗
日常生活では禁煙、感染予防、便秘予防、
下肢の筋力トレーニングなど。
急激な寒冷刺激を避け、
換気障害を最小限にして気道感染を予防する。
呼吸困難感を軽減するために
ステロイドの吸入をしたり
点滴、酸素投与したり
気道感染症を予防したりします💊
★酸素投与によるCO2ナルコーシスに注意します!
看護
人間の苦痛は、疼痛や苦しみ、
精神的な孤独などいろいろありますが
患者さんからよく
「息が苦しいことが1番しんどかった。
もうすぐ死ぬかと思った。」
という意見があります🙁
生活指導を行う前に
まずは患者さんの苦痛を共感して
あげることが大切です。
“この人の言うことなら聞いてみよう”と
信頼関係を築くことが重要です🧡
また、風邪やインフルエンザ等の
感染症にかかってしまうと
重篤化しやすいです😢
日頃からの感染対策、ワクチン摂取の
指導も行います。


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