【第109回看護師国家試験】第97問〜第102問 現役看護師が分かりやすく解説!#状況設定問題

過去問解説

こんにちは、さおりんごです🍎

今回は第109回 看護師国家試験の
第97問から第102問まで解説していきます🌟

Let’s go‼️ 🤗💕

第97問〜第99問

Aさん(81歳、男性)は、妻(73歳)と2人暮らし。自宅でのADLは自立し、認知機能に障害はない。
Aさんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆嚢炎と診断され、その日のうちに入院した。Aさんのバイタルサインは、体温37.3℃、呼吸数22/分、脈拍90/分、血圧136/84mmHg。入院後は絶飲食の指示があり、持続点滴静脈内注射と抗菌薬の投与が開始された。トイレ歩行の許可は出ている。


第97問

第97問

Aさんの病室環境で適切なのはどれか。

1.座った時に膝関節が90度になる高さにベッドを調整する。
2.点滴スタンドをベッドに固定する。
3.ポータブルトイレを設置する。
4.離床センサーを設置する。


解答は、1.座った時に膝関節が90度になる高さにベッドを調整する。


1.座った時に膝関節が90度になる高さにベッドを調整する。

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転倒予防するためのベッドの高さとして

膝が90度になる高さが推奨されています。

高すぎると転倒リスクが高くなり

低すぎると立ち上がるのにプラスの力が

必要になります🧎‍♀️


2.点滴スタンドをベッドに固定する。

ADLは自立で歩行できるため

固定するのは適していません❌

点滴スタンドを用意します✋


3.ポータブルトイレを設置する。

歩行できるため、トイレ誘導します。

ポータブルトイレはADLを

さげてしまうことにもつながります👩‍🦼


4.離床センサーを設置する。

“認知機能に障害はない”と情報がありますので

センサーは必要ないと考えられます❌


第98問

第98問

入院後2日、妻がAさんについて「入院してからよく寝ています。時々ここが病院だとわからないようです。話しかけても気づかず、天井を眺めていることもあるし、しゃべり続けることもあります」と看護師に訴えた。Aさんのバイタルサインは、体温36.9℃、呼吸数20/分、脈拍88/分、血圧144/80mmHg。
Aさんの状態で最も考えられるのはどれか。

1.うつ病
2.せん妄
3.ナルコレプシー
4.急性ストレス反応


解答は、 2.せん妄🙆‍♀️


1.うつ病

うつ病は、抑うつ症状を主訴として

2週間以上持続している状態をいいます😷

不眠も代表的な症状です⚡️

問題文に入院2日後とありますので

適切ではない❌


2.せん妄

高齢者に多く発症する一種の意識精神障害です👨‍🦳

症状が認知症と似ていますが、

せん妄は突然発症し、数時間から数週間にわたり症状が継続します。

症状が時間とともに変化するのもせん妄の特徴です。

認知症は徐々に悪くなり、完治することはないです😦

せん妄は突然発症し時間と共に

通常に戻ってきます。

Aさんは入院二日後に発症しているため

せん妄と考えられます🙆‍♂️


3.ナルコレプシー

ナルコレプシーとは時間や場所にかかわらず、

突然強い眠気に襲われ、

居眠りを1日に何回も繰り返してしまう病気です😪

Aさんには睡眠障害はみられていないので

適切ではないです❌


4.急性ストレス反応

症状として強い不安や解離症状(現実感の喪失)を認めるが、

Aさんの症状にはみられないため❌


第99問

第99問

入院後3週、Aさんは症状が改善し、退院することになった。Aさんは「退院したら孫たちと温泉旅行をして、おいしいものをたくさん食べることが楽しみです。何か気を付けることはありますか」と看護師に話した。
退院時のAさんへの指導で適切なのはどれか。

1.「上腹部の痛みがあったら受診してください」
2.「食事内容の制限はありません」
3.「運動は控えてください」
4.「入浴しないでください」


解答は、1.「上腹部の痛みがあったら受診してください」


1.「上腹部の痛みがあったら受診してください」

急性胆嚢炎の症状に

上腹部痛があるため再発が疑われます✋


2.「食事内容の制限はありません」

糖質中心の低脂肪食とし、

脂質制限をした食事が必要です🍚


3.「運動は控えてください」

運動の制限は必要ない❌

ある程度の運動は健康な身体作りとして

大切である🚶‍♀️


4.「入浴しないでください

入浴の制限は必要ない❌


第100問〜第102問

Aさん(80歳、男性)は、妻(80歳)と2人暮らし。血管性認知症でパーキンソニズムがみられる。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅡb、要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。入所時のAさんは歩行開始困難、加速歩行、すくみ足などの歩行障害がみられた。Aさんは「最近、家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。


第100問

第100問

Aさんへの歩行指導で適切なのはどれか。

1.歩行時の方向転換は素早く行うようにする。
2.目線を足元に向けて歩くようにする。
3.足踏みをしてから歩くようにする。
4.歩行時はすり足で歩くようにする。


解答は、3.足踏みをしてから歩くようにする。


1.歩行時の方向転換は素早く行うようにする。

高齢者に多いパーキンソン病=症状のコントロールは可能|医療ニュース トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト

パーキンソンの症状として

・振戦・筋固縮・無動・姿勢反射障害があります。

歩行時は転倒リスクが高いため

方向転換はゆっくりします🚶‍♀️


2.目線を足元に向けて歩くようにする。

前傾姿勢になり前方に転けないように

目線は前に意識して歩きます👀


3.足踏みをしてから歩くようにする。

最初の一足がだせないすくみ足という

症状があります⚡️

リズムをつけるために足踏みを

促すと転倒予防になります🙆‍♀️


4.歩行時はすり足で歩くようにする。

すり足で歩行すると少しの段差でも

転倒してしまうため

膝を高くあげることを促します💪


第101問

第101問

入所初日の夜、Aさんはトイレに行った後、入所者Bさんの部屋に入ったという夜勤者からの申し送りがあった。
Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。

1.Aさんの部屋の前にAさんが認識しやすい目印を掲示する。
2.夜間は2時間ごとにAさんを起こしてトイレに誘導する。
3.夜間は尿器を使用することをAさんに勧める。
4.AさんとBさんの部屋を入れ替える。


解答は 1.Aさんの部屋の前にAさんが認識しやすい目印を掲示する。


1.Aさんの部屋の前にAさんが認識しやすい目印を掲示する。

環境に適応するのに時間がかかります💡

なにか覚えやすいような目印を設置することは

効果的です👨‍🦳💕


2.夜間は2時間ごとにAさんを起こしてトイレに誘導する。

2時間おきに起こすのは睡眠を

妨げてしまう原因になります🛌

Aさんの排尿パターンをアセスメントし

Aさんに合ったタイミングでトイレ誘導します🚽


3.夜間は尿器を使用することをAさんに勧める。

歩行できるため尿器を使用すると

離床の妨げになりADLの低下に

つながってしまいます❌


4.AさんとBさんの部屋を入れ替える。

環境を変えてしまうと混乱させてしまう

危険性があります🙄

認知症の人は環境の変化が苦手です✋

環境を変えずに順路がわかるような

工夫が必要です!


第102問

第102問

Aさんは「もっと歩けるようになりたい。妻の負担にならずに生活できるようになりたい」と話している。
退所後にAさんが利用する介護給付におけるサービスで最も適切なのはどれか。

1.訪問介護
2.療養通所介護
3.通所リハビリテーション
4.認知症対応型共同生活介護〈認知症高齢者グループホーム〉


解答は、3.通所リハビリテーション🙆‍♀️


1.訪問介護

訪問介護は自分で入浴や食事が難しい

利用者さんのためにお手伝いにいく

サービスです✋

ADLの拡大を目的としたものではありません❌


2.療養通所介護

看護師の観察が必要な患者さんが利用する

サービスです🧐

病状の悪化のないAさんには不適切❌


3.通所リハビリテーション

通所しリハビリができるサービスです💪

在宅を中心としたサービスであり

Aさんに適切である🙆‍♀️


4.認知症対応型共同生活介護

グループホームへの入所は

Aさんの生活スタイルを大きく変えてしまいます🏠

奥さんと在宅での生活を希望している

Aさんには適切ではない❌


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