こんにちは、さおりんごです🍎⁂
今回は国家試験に必ずといっていいほど高頻出の
「糖尿病」についてポイントをまとめます💡
絶対に覚えていて損はないです😏
看護学生だけでなく、看護師の方も
参考にしていただけたら幸いです💕
Contents
糖尿病って?

糖尿病とはインスリン作用の不足により生じる慢性の高血糖を主徴とする代謝症候群です。
インスリン作用不足は、膵β細胞からのインスリン分泌の低下および筋肉、肝臓、脂肪におけるインスリン感受性の低下によって引き起こされます。
インスリン分泌の低下→インスリンの量が足りない😦
インスリン感受性の低下→インスリンが効きにくい😦
1型と2型の違いは?
糖尿病は、1型糖尿病と2型糖尿病に分けられます。

1型は小児期に発症し、完治することはありません👦
インスリンの欠乏が原因です。
インスリン療法が必ず必要になるため、子供のころからインスリンの自己注射を習得しなければなりません😢
2型糖尿病は生活習慣病といわれており、肥満や暴飲暴食が原因で発症します。
例外としては薬剤の副作用で発症することもあります💊
インスリンの量が多かったり少なかったりすることと、
効きにくくなってしまうこと(インスリン感受性の低下)が原因です💥

糖尿病の判断基準
これはかなり出題頻度が高いです😳!
【糖尿病型判断の指標】
●血糖値が次の❶~❸のいずれか
❶空腹時血糖値(FBG)≧126mg/dL
❷75gOGTT(糖負荷試験2時間値≧200mg/dL
❸随時血糖値≧200mg/dL
➕
●HbA1c
HbA1c≧6.5%
HbA1cとは、血中ヘモグロビンのうち,糖と結合したヘモグロビンの割合を示す値です🤔
変動しやすい血糖値と違い,過去1~2か月の血糖値を反映します。
つまり、血糖値だけみても食前後や体調での変動が大きいため、診断することが難しいです💣
そのためHbA1cを測定することで、
過去1~2か月に血糖コントロールができていいたかわかります😉
健康診断や検診のときだけ食事を抜いて行っても
過去のコントロールができていないと異常値がでるということです🙄!
「ここ数日は暴飲暴食していないのになぁ」とおっしゃる患者さんがいますが
生活習慣による糖尿病は、ゆっくり悪化する分
すぐによくなりませんし簡単にはコントロールできませんよ‼️
と強めに私は言ってしまいます😤
糖尿病を軽く見ていると自分が後悔しますよ〜ということを言いたいのです。
なぜ糖尿病が怖いのか、次にまとめます💫
合併症のし・め・じ

【3大合併症】
し:神経の障害
め:目の障害
じ:腎臓の障害
しめじで覚えましょう🤗🍄
神経、網膜、腎臓に共通していることは
細い血管がたくさんあることです‼️
神経障害
細い血管が障害されて血流が悪くなると、神経細胞への血液の供給が途絶えてしまうため、自律神経にも障害が起こります。
その場合、立ちくらみ、下痢、便秘、排尿障害、勃起障害などの症状があらわれます。
痛みを感じにくくなっているため、ちょっとした足の傷や、ヤケドに気づかず、壊疽(えそ)になって足を切断することもあります🦶
よく手先がしびれていたり、「靴下を常にはいているような感覚」と表現する人も多いです😳
ここで重要なのが、フットケアです👣
糖尿病により足を切断することがとても多いです。
壊死してしまうまで放置してしまうことが原因であるため
予防のために、フットケアを行います。
【ポイント】
🦶入浴時や靴下をはくときなど日常で足をみることを習慣づける。
→傷をつけないように意識してもらうこと、軽症なうちに傷に気付き治療をすることが目的です。
🦶巻き爪や傷をつくりやすい原因を取り除く。
🦶悪化すると改善はとても難しいことをの知識を提供する。

網膜症
私たちが目で物を見る仕組みは、カメラで撮影するときと似ています。
つまり、カメラのフィルムと同じ役目をするのが目にある網膜です。
この網膜に障害が起こると、目で物を見る機能に異常があらわれます👁
インスリンを自己注射するときに、値が見えなかったり
携帯電話がみにくかったりと日常でも治療にも
支障がでてしまいます😖
腎症
腎臓はろ過し身体に不必要なものを尿として排泄する役割があります🚽
腎臓がわるくなると身体に悪いものが残ります⚡️
血圧が高くなったり、人工透析をしないといけなくなります。

治療って?
よく糖尿病の医師が
「薬物療法、運動療法、食事療法!この3つがうまくいかないと悪化します。どれかひとつ頑張ってもダメですよ😤」
と指導している場面をよくみます👨⚕️
とても根気のいる治療になります!
薬物療法
インスリン製剤は,分量を単位(U)で表します。
mlではないです!!

専用のシリンジで投与します。

インスリンを投与する場所は
インスリンの吸収のよい腹壁,上腕,殿部,大腿部に約2cm間隔で毎回位置を変える。
毎食前と眠前に毎日投与が必要になると自宅での、投与になりますので
自己注射の指導が必要になります🤔
【ポイント】
常に血糖をさげる治療をしているため、体調が悪くなり食事がとれなかったりすると低血糖になってしまうことがあります😱
シックデイといいます。
低血糖を放置すると最悪死にいたることもあるため
常時、ブドウ糖や甘いものを持ち歩くことも指導が必要です🍫
食事療法
1日の適正なエネルギー量(kcal)=標準体重(kg)(注1)×身体活動量
【身体活動量】
軽労作(デスクワークが多い職業など):25~30(kcal/kg標準体重)
普通の労作(立ち仕事が多い職業など):30~35(kcal/kg標準体重)
重い労作(力仕事が多い職業など):35~(kcal/kg標準体重)
バランスのとれた食事を気をつけます🍚
炭水化物をとりすぎている場合が多いため
麺類やパンを減らし、野菜やメインのおかずを
増やすようにアドバイスしていきます。
栄養士との連携をして、食事指導していきます👩⚕️
運動療法
運動療法は継続することが重要です✋
ハードな運動を持続させるのはむずかしいため
簡単なウォーキングや散歩をとりいれていきます。
量より毎日の持続が大切です☺️
犬の散歩がてらや、買い物がてら、孫のお迎えがてら
などなど日常に組み入れていきます💡

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