【第109回看護師国家試験】第109問〜第114問 現役看護師が分かりやすく解説!#状況設定問題

過去問解説

こんにちは、さおりんごです🍎

今回は第109回 看護師国家試験の
第109問から第114問まで解説していきます🌟

Let’s go‼️ 🏃‍♂️❤️

Contents

第109問〜第114問

在胎 39 週4日で、正常分娩で出生した児。出生体重 3,000 g、身長 48.0 cm。出生 直後、児に付着していた羊水をふき取り、インファントラジアントウォーマーの下で 観察を行った。体温 37.5 °C、呼吸数 56/分、心拍数 150/分、呼吸音は異常なし。

看護師は観察を終え、温めておいたベビー服を着衣させ、同様に温めておいた寝具 を用いて準備をしたコットに児を寝かせた。コットは壁際や窓辺を避け、空調の排気 口からの風が当たらない場所に配置した。

第109問

第109問

看護師が児の体温保持のために行ったことと、それにより予防される熱の喪失経路との組合せで正しいのはどれか。

1.羊水をふき取ったこと——–蒸 散
2.観察をインファントラジアントウォーマーの下で行ったこと——– 対 流
3.温めたベビー服と寝具を用いたこと——– 輻 射
4.風が当たらない場所にコットを配置したこと——–伝 導


解答は、1.羊水をふき取ったこと——–蒸 散🙆‍♀️


まず【熱放出】についてまとめます☀️

熱放散(蒸発・対流・伝導・輻射)の経路のイラスト🎨【フリー素材】|看護roo![カンゴルー]

☀️熱放出☀️

輻射ーー常に身体から熱がでている
伝導ーー触れたものに熱がうつる
    (例:椅子があったかくなる)
対流ーー熱は常に循環している
    暖かい空気は上昇し、冷たい空気は
    下降するため。
蒸発ーー発汗と不感蒸泄
    (不感蒸泄は一時間に50mlほど)


1.羊水をふき取ったこと——–蒸 散

羊水などの水分を拭き取ることで

蒸散(蒸発)の予防になります✋

蒸散(蒸発)は水分が気体に変わることで熱放出することをいいます💡


2.観察をインファントラジアントウォーマーの下で行ったこと——– 対 流

まずインファントラジアントウォーマーとは何ですか??笑

私は知りませんでした😂

新生児・母乳育児ケア | 産婦人科ならセイントマザークリニック

これでした笑笑

濡れた皮膚を乾かし、ヒーターで温める役割があるそうです👶

なので輻射の対策です💡


3.温めたベビー服と寝具を用いたこと——– 輻 射


肌に触れるものの工夫をしているため

伝導の予防になる💡


4.風が当たらない場所にコットを配置したこと——–伝 導


コットを使用することで空気の流れで

熱が移動する対流の予防になる💡


第110問

第110問

生後1日。児の状態は、体温37.0℃、呼吸数48/分、心拍数120/分、呼吸音は異常なし。体重2,850g。出生後から現在までの状態は安定していた。母親も分娩時の疲労から回復し、産後の状態も安定しているため、母児同室を開始することとなった。この施設では、自律授乳を行っている。
母親へのオリエンテーションの内容で適切なのはどれか。

1. 「新生児室へ行く時は、赤ちゃんをコットに寝かせて移動してください」
2. 「沐浴の時は、赤ちゃんのネームバンドを外しましょう」
3. 「赤ちゃんの体温は1時間おきに測ってください」
4. 「授乳は3時間ごとにしてください」


解答は、1. 「新生児室へ行く時は、赤ちゃんをコットに寝かせて移動してください」🙆‍♀️


1. 「新生児室へ行く時は、赤ちゃんをコットに寝かせて移動してください」

移動時は転倒リスクを考えて

コットを使用することをすすめます⭕️


2. 「沐浴の時は、赤ちゃんのネームバンドを外しましょう」


患者間違いのないようにネームバンドは装着したままにします。

選択肢としては適切でない❌


3. 「赤ちゃんの体温は1時間おきに測ってください」

出生すぐでなく安定してきている状態と

情報にあるため一時間おきの測定は多い。

選択肢としては適切でない❌


4. 「授乳は3時間ごとにしてください」

自立授乳とは赤ちゃんがほしがるときに

授乳するやり方をいいます🤱

1日の回数や、間隔は決めません。

選択肢としては適切でない❌


第111問

生後3日。看護師が朝の観察を行った時の児の状態は、体温37.0℃、呼吸数40/分、心拍数130/分。体重2,680g。顔面と胸部の皮膚に黄染が認められる。その他の部位は淡紅色である。手関節と足関節の皮膚に落屑がある。尿は6回/日、便は2回/日で移行便である。

児の状態で生理的特徴から逸脱しているのはどれか。

1. 体 温
2. 呼吸数
3. 皮膚色
4. 体重減少率
5. 皮膚の落屑


解答は、4. 体重減少率🙆‍♀️

1. 体 温

新生児の体温の正常値は36.5~37.5℃であるため

この児の体温は正常です👶

逸脱していないので選択肢としては適切でない❌


2. 呼吸数

新生児の呼吸の正常値は40~60回/分(文献によって多少異なる)であるためこの児の呼吸数は正常です。

逸脱していないので選択肢としては適切でない❌


3. 皮膚色

クラマーの黄疸進行度では⑤に黄疸があると採血や処置が必要とされています💉

この問題では、①~②といえ、生後3日目でみられる

生理的黄疸の範囲のため正常です。

逸脱していないので選択肢としては適切でない❌


4. 体重減少率

【体重減少率】

出生後、一時的に体重が減少するが、7~10日で出生体重に戻る(生理的体重減少)。
生理的体重減少は4~5%前後であり、10%を上回ることはないとされている。

この問題の体重減少率は10.7%であり、

10%以上であるため異常である。

選択肢としては⭕️


5. 皮膚の落屑

生後2−3日ごろは、乾燥気味になるため正常🚼

逸脱していないので選択肢としては適切でない❌


第112問〜第114問

Aさん(男性、26歳、会社員)は、高校時代に自閉症スペクトラム障害の診断を受け、外来通院をしながら仕事を続けていた。これまでの職場ではストレスが少なく、規則正しい生活ができていた。しかし、1か月前に新しい職場に異動になってから生活が不規則となり、数日前より無断欠勤が続いている。同居している家族に対してAさんは「家にいると仕事のことばかり考えてしまい眠れない。食欲もないし、環境を変えてゆっくり休みたい」と話したため、Aさんは家族とともに精神科外来を受診し、休養目的で任意入院することになった。

第112問

第112問

看護師が入院時に聴取する情報で優先度が高いのはどれか。

1.業務量の変化
2.職場での人間関係
3.最近1か月の生活状況
4.無断欠勤に対する親の反応


解答は、3.最近1か月の生活状況🙆‍♀️


Aさんにとって大切なことは

生活リズムを整えて健康的な生活を送ることです☀️


1.業務量の変化

仕事の環境や業務量を変更したり

働き方を考えるのは生活が整ってからでよい👨‍⚖️

緊急度が高くないため❌


2.職場での人間関係

上記に同じ。

無理に仕事のことを聞くと

Aさんにストレスを与えてしまう可能性があります🙅‍♂️


3.最近1か月の生活状況

最近の生活が整っていたかを確認することは重要です。

家族に情報収集したり、本人の様子から情報を

とったりして生理的欲求が満たされているか

評価することが必要です👤


4.無断欠勤に対する親の反応

家族関係や自宅での生活、社会復帰は

本人が人間らしい生活をできるように

援助してから介入します。

もちろん情報収集することは大切ですが

この問題での優先度は一番ではない❌


第113問

第113問

入院中のAさんは、面会や検査等の予定が急に変更になると混乱し、看護師に対して予定を繰り返し確認することがあった。
このときのAさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

1.文字や図を用いて説明する。
2.確認を繰り返す理由を尋ねる。
3.複数の情報を同時に提供する。
4.状況を考えて行動するよう説明する。


解答は、1.文字や図を用いて説明する。🙆‍♀️

ここでは自閉症の患者さんへの対応について問われています✋


1.文字や図を用いて説明する。

自閉症スペクトラム障害の患者は、計画をたてたり、

予定の変更に対応したりするのが苦手で、予定の急な変更は混乱を招く。

口頭で伝えるだけでなく、文字や図を用いて

視覚的に説明する方が理解しやすい⭕️


2.確認を繰り返す理由を尋ねる。

Aさんは理解できないことが多いことで混乱して、

不安を感じていることが考えられる😦

混乱しているときに、確認を繰り返すことは

効果的ではなく、さらに混乱させてしまう❌


3.複数の情報を同時に提供する。

混乱しているAさんに、情報をたくさんあたえると

さらに理解できないことが増えてしまいます。

同時に」というのが❌ですね。


4.状況を考えて行動するよう説明する。

自閉症スペクトラム障害の患者は、

周囲の状況を考えて行動することが苦手であるため、

状況把握をすることをもとめるのは❌


第114問

第114問

入院後1か月、Aさんは十分な休養が得られた。退院後の職場復帰にあたり、Aさんから「仕事がうまくいかないと、すごく混乱して落ち着かなくなってしまう。そうなった時はどうしたら良いか」と看護師に相談があった。
Aさんへの助言で適切なのはどれか。

1.「混乱するAさんを職場の人がどう見ているか想像しましょう」
2.「多くの人からアドバイスをもらいましょう」
3.「混乱した原因を周囲の人に説明しましょう」
4.「1人で落ち着ける場所に移動しましょう」


解答は、4.「1人で落ち着ける場所に移動しましょう」🙆‍♀️


1.「混乱するAさんを職場の人がどう見ているか想像しましょう」

自閉症スペクトラム障害の患者は、

上記で説明したように状況把握が苦手です。

求めることは❌


2.「多くの人からアドバイスをもらいましょう」

多くの情報を一気に処理することが難しいため❌


3.「混乱した原因を周囲の人に説明しましょう」

自閉症スペクトラム障害の患者は、

人に説明することが難しく、

頑張ろうと思ば思うほどストレスになります😥

*ぱっとみこの選択肢が正解かなと思いますが、あくまでも自閉症の既往がある患者さんへの対応を問われているため、適切ではないです*


4.「1人で落ち着ける場所に移動しましょう」

他人との関係性にストレスを感じやすいため

ひとりになって落ち着くことは効果的です。

上記のようにたくさんの情報は混乱に繋がるため

落ち着くことが大切です🤗


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